We are
Medica Nova
目指すもの
メディカ・ノーヴァの目標は医療、介護、調剤などヘルスケア産業の諸問題をテクノロジー活用で解決あるいは効率化することです。日常業務に埋没しがちな各分野の従事者も創意工夫を通して現場での課題を解決したいと考えている場面は多々あるものの、発案する機会も少なく、実現の道筋はおぼろげで、思いのほか手間がかかるので失望してしまうケースがほとんどです。一方、IT機器の進歩(特に小型化)で 普及したタブレットが診療現場で活躍する場面が増えてきました。多くの場合、汎用の タブレットが使われていて医療承認とは無縁の「文房具=雑品」です。以前なら有用性、信頼性から医療用に開発されたもの以外が現場で活躍することは稀でしたが、事情は変わりつつあります。
メディカ・ノーヴァの対象は「10テスラーMRIの開発」でも 「遺伝子組み換え治療」でもありません。もっと身近で些細な、しかし日常業務で頻繁に遭遇する不便を、既存技術の組み合わせと創意工夫で解決することが目的です。そしてメディカ・ノーヴァは事業体です。絵空事の夢を語るだけではなくプロダクトとして成立する具体的な成果を目指します
医師の皆様
いまさらですが・・・ 医療の中で責任を負う立場が多い医師をはじめ医療従事者の業務は理論に裏付けされた技術を活用したものが大半です。なかには技術の使いこなしとして「ノウハウ」に昇華されるものもあります。一方、医療従事者の「ノウハウ」は多分に職人技というべきもので発案者自身ですら気づかない些細な要素が効果を左右することもあります。そうした職人技(多くは一子相伝)を工業的手法で質を保ちながら普及させるボトムアップ志向に、ほんの少し別分野の技術から光をあててイノベーションの風味を加える。そこから日常業務の「あたりまえツール」が生まれることを期待するとともに、例えば検査結果(数値)を基準値と大小比較することに埋没している医師の埋もれた 発想力を活用することで「developed in 日本」のお役立ちツールを世界に発信しないと(そこそこ理科系エリートである)医師の才能を無駄遣いすることになってしまうのではないかと危惧しております。
日本の伝統工芸にも多々見受ける「職人気質」、一方でシステム化をはじめとする「数学的合理性」。両者の融合を「ええ塩梅」に進めることで、機械やITでは対応できない業務にヒトが集中できる環境づくりと、輸出すら視野にはいる「総合製品力」を目指そうではありませんか
平成29年10月
発起人 本地川 裕之
日興商事(株)はメディカ・ノーヴァのメンバーです